「帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛」兵庫県川西市/ふかみレディースクリニック 婦人科・産科・麻酔科(ペインクリニック)

http://www.wish-fukami.com/pain/0009.html

帯状疱疹
帯状疱疹は子供の頃にかかった水疱ウイルスが神経に潜んで生き続け、人の免疫力が弱ったとき活発になり神経にそって赤い皮疹、水泡と痛みを発生させる病気です。50歳以上の高齢者に多いですが、若い人もかかることがあります。左右どちらかの頭、顔、上肢、胸、腹部、下腿に帯状に皮疹がでます。痛みもその部位に一致しています。時に痛みのみ2,3日先にでて、その後皮疹が現れることもあります。帯状疱疹は1週間程度の抗ウイルス剤の内服で治りますが、顔にできた場合や皮疹がひどい場合は入院し点滴治療します。帯状疱疹は治りますが、痛みはしばしば治りにくく非常につらいものになることがあります。

帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹が治癒したにもかかわらず数ヶ月以上続く痛みの後遺症です。帯状疱疹は通常3週間程度で治ります。軽症の場合は痛みも同時に消えていきます。しかし、中にはその後も痛みが続く場合があります。帯状疱疹にかかっている間痛みは軽度であったのに、治癒後しばらくして突然激痛がくる場合もあります。長引く強い痛み、夜もねむれないような痛みはできるだけ早く治療をする必要があります。激しい痛みには、抗痙攣薬、麻薬、消炎鎮痛剤、抗うつ薬、神経ブロックを組み合わせ、なるべく早く痛みをおさえこみ十分な休息をとるようにすることが大切です。3ヶ月から半年以内に治療により痛みがコントロールできれば痛みの後遺症はのこらないといわれています。
長期間続いた痛みは難治性で帯状疱疹後神経痛という後遺症をその後長く持ちつづけることになります。不幸にもそのようになってしまっても、治療により痛みや違和感を軽快させることはしばしば可能です。

一般に痛みの治療は早ければ早いほどよいといわれています。
帯状疱疹後神経痛にならないためには、帯状疱疹出現後3日以内に抗ウイルス薬を内服開始すると帯状疱疹後神経痛になりにくいといわれています。帯状疱疹治癒後も激痛が続いたときは、すぐに痛みを抑える治療を積極的に数ヶ月間受けるとその後の経過がよいといわれています。

「帯状疱疹後神経痛の予防注射」兵庫県川西市/ふかみレディースクリニック 婦人科・産科・麻酔科(ペインクリニック)

http://www.wish-fukami.com/pain/0008.html

帯状疱疹やその後のつらい後遺症である帯状疱疹後神経痛
高齢者に多い傾向があります。
60歳以上で帯状疱疹になったことのない方に水痘ワクチンを
接種すると、帯状疱疹の発生は3分の1に減るといわれています。
ワクチン接種をしたにもかかわらず帯状疱疹にかかることもありますが、
その場合でも多くは軽症ですみます。
接種ご希望の方はお電話(tel:072-740-0230)でご予約ください。

「禁煙外来について」兵庫県川西市/ふかみレディースクリニック 婦人科・産科・麻酔科(ペインクリニック)

http://www.wish-fukami.com/pain/0007.html

喫煙者を対象にした禁煙治療を実施しております。
喫煙は肺癌、慢性閉塞性肺疾患、心臓血管病などの発生に大きく影響します。
一定の条件を満たした場合には健康保険で治療できますので、
禁煙をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

当院では禁煙治療薬、禁煙パッチ薬(貼付薬)の処方と禁煙効果判定のための
呼気中一酸化炭素濃度の測定をいたします。
禁煙中にあらわれる不快な症状をのりきるアドバイスや治療もします。
ニコチン依存症は病気の一種です。なかなか一人で抜け出すことはできません。
以前に禁煙を失敗された方でも今回は成功するかもしれません。
禁煙によってご自身とご家族の数々の病気を未然にふせぐことができます。
ぜひ挑戦してみてください。

■禁煙効果の目安
禁煙経過日数:効果
20分:血圧や脈拍が下がる
12時間:血圧や血液中の一酸化炭素濃度が正常になる 脈拍が下がる。
2週間〜3ヶ月:心機能の改善 肺機能の回復
1〜9ヶ月:咳や息切れの改善
1年:冠動脈疾患のリスクが半減
5年:脳卒中のリスクが非喫煙者と同じになる
10年:肺がん死亡率が喫煙者の半分になる 口腔がん、咽頭がん食道がん、膀胱がん、子宮頸がん、膵臓がんになるリスクが低下
15年:冠動脈疾患のリスクが非喫煙者と同じになる

■禁煙治療の保険適用について
健康保険で禁煙治療を受けるには次の要件を全て満たす必要があります。
1.ニコチン依存症を診断するテスト(スクリーニングテスト)で5点以上
2.『1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数』が200以上
3.すぐに禁煙を始めたいと考えている
4.禁煙治療を受けることに文章で同意している
→スクリーニングテストはこちら( http://www.wish-fukami.com/pain/0007_001.html )

■禁煙治療の流れ
健康保険を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。
診察に行くと、はじめに喫煙状況などから、
健康保険で治療が受けられるかをチェックします。
毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、
息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、
禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。

■禁煙の薬について
健康保険を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。
診察に行くと、はじめに喫煙状況などから、
健康保険で治療が受けられるかをチェックします。
毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、
息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、
禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。

ニコチンパッチ
(商品名:ニコチネルTTS)
・健康保険が使えます。
・ニコチンを皮膚から吸収させる貼り薬です。
・毎日1枚皮膚に貼り、離脱症状を抑制します。
・禁煙開始日から使用し、
 8週間の使用期間を目安に貼り薬のサイズが
 大きいものから小さいものに切り替えて使用
 します。

ニコチンガム
(商品名:二コレット)
・薬局薬店で購入します。
・口の中の粘膜からニコチンを吸収させる、
 ガム製剤です。
・煙草を吸いたくなった時に1回1個をゆっくり
 間をおきながらかみ、離脱症状を抑制します。
・禁煙開始日から使用し、12週間の使用期間を
 目安に使用個数を減らしていきます。

バレニクリン
(商品名:チャンピックス)
・健康保険が使えます。
・ニコチンを含まない飲み薬です。
・禁煙時の離脱症状だけでなく、喫煙による満
 足感も抑制します。
・禁煙を開始する1週間前から飲み始め、12週
 間服用します。

「男性の方の治療について」兵庫県川西市/ふかみレディースクリニック 婦人科・産科・麻酔科(ペインクリニック)

http://www.wish-fukami.com/pain/0006.html

痛みは、女性だけのものではありません。当院は、クリニック名称にレディースクリニックとついていますが、当院のペインクリニックでは、男性の方も診させていただいております。当院の婦人科産科にこられる方の中には、ご主人様とごいっしょにこられる方もいらっしゃいますし、ご夫婦でペインクリニックにお越しになられる方々もいらっしゃいます。お受けさせていただく当院としましては、男性お一人で来院される方のご相談をお待ちもうしあげておりますのでお越しいただければと存じます。

「神経ブロックのおはなし」兵庫県川西市/ふかみレディースクリニック 婦人科・産科・麻酔科(ペインクリニック)

http://www.wish-fukami.com/pain/0005.html

神経ブロックは麻酔の一種で『最後にどうしようもなくてする治療』と誤解されていることがあります。神経ブロックはけっして最後にする治療法ではありません。むしろ痛みで苦しみはじめたころ、”急性期”に効果がある治療法です。急性期の痛みに比し痛みが何年もつづいた慢性の痛みに対しては、一般的に効果が低いといわれています。


■神経ブロックのおはなし
神経ブロックは麻酔の一種で『最後にどうしようもなくてする治療』と誤解されていることがあります。神経ブロックはけっして最後にする治療法ではありません。むしろ痛みで苦しみはじめたころ、”急性期”に効果がある治療法です。急性期の痛みに比し痛みが何年もつづいた慢性の痛みに対しては、一般的に効果が低いといわれています。
神経ブロックの種類
神経ブロックには、特に検査も必要とせず簡単にできるものもあれば、血液検査や既往歴を考慮のうえおこなうもの、レントゲン下でおこなうおおがかりなものなどいろいろあります。薬は局所麻酔薬や炎症をおさえるステロイド薬などがつかわれます。

■外来でおこなわれるブロック例
•トリガーポイント
細い針を使い簡単におこなえるトリガーポイントというブロックは鍼治療と似たところがあります。痛みを除去するだけでなくその部位の血流を改善し、かたくなった筋肉をほぐします。ブロックをする場所は東洋医学経穴(つぼ)によく一致します。ひどいかたこりや緊張型頭痛にしばしば応用されます。

•星状神経節ブロック
星状神経節は頚部にある交感神経節でこの部位のブロックは、くび、頭、肩、腕の血流を増加させます。腕の痛み、片頭痛多汗症、顔面痛、上肢の血行障害(レイノーなど)、顔や上肢の帯状疱疹による神経痛、顔面神経麻痺などに効果があります。

•硬膜外ブロック
椎間板ヘルニアや脊柱間狭窄症など背骨を通る神経(脊髄神経や脊髄神経根、その枝など)にかかわる痛みに効果があります。

「ペインクリニックとは」兵庫県川西市/ふかみレディースクリニック 婦人科・産科・麻酔科(ペインクリニック)

http://www.wish-fukami.com/pain/0003.html

麻酔科は、手術のように大きな治療を受ける際に登場します。手術を受けるとき、体には大変なストレスがかかります。痛みや出血、臓器を触ることなど日常生活では決して受けることのない多大なストレスから体を守ることが麻酔科の仕事です。手術中、麻酔科は痛みをとることから、呼吸管理、血圧の安定や心臓の正常な働きを維持するなど全身管理をおこないます。こうした技術をもとに近年麻酔科は手術室の外での痛みの治療をしています。

ペインクリニックはおもに薬物療法、神経ブロックを併用して痛みを治療する部門です。痛みで苦しむ人の中には、手術や内科的治療のみでは痛みがとれない、または異常が見つからないのに苦しむ患者さんがいます。日常よく経験するものでは頭痛、かたこり、50肩、腰痛、首や手、足の痛みなどです。これらの痛みのなかにはペインクリニックの保存的治療で良くなるものがかなりあります。骨や軟骨の老化による痛み、手術や事故後傷が治ったのに痛い人、顔面神経麻痺や帯状疱疹による激痛なども薬物療法と神経ブロックの対象となります。ペインクリニックの治療でよく使われる神経ブロックは、おもに局所麻酔薬を使い、血流を改善したり硬くなった筋肉をやわらげたりするために行なう注射です。局所麻酔自体は数時間程度で分解されてしまいますが、効果は数日から1週間以上続き、何度か繰り返すうちに症状が軽くなったり、ブロックをきっかけに痛みが消えてしまったりします。ブロックの種類は数多くありレントゲン透視下で行なわれる大掛かりなものもありますが、外来では一般的に局所注射、星状神経ブロック、硬膜外ブロックがよくおこなわれます。注射の針は非常に細いものを使いますので考えるほどは痛くなく、その後痛みが軽くなるので痛みのひどい人はむしろ気持ち良く感じられます。これに加えて薬物治療もおこないます。ペインクリニックは公立病院でも開設しているところは少ないですが、痛みで悩まされてどこに相談してよいか分からないときは、ペインクリニックをみつけて相談してみるとよいでしょう。